日本政策金融公庫が行うセーフティーネット制度融資とは?

日本政策金融公庫の制度融資は様々な方法がありますが、その中で「セーフティーネット制度融資」とは何でしょうか?制度融資の概要について、そして適用されるための条件についてなどをまとめてみました。社会的要因で経営にお困りの方は必見です。


セーフティーネット融資とは

セーフティーネット融資とは
via pixabay.com

この制度は、そもそも「業況の悪化」や「取引先等の破綻」あるいは「取引金融機関の破綻」などにより、経営が困難となっている中小企業について、信用保証協会が特別枠の保証を行なって融資を受けやすくしようという目的で始められました。
このセーフティネット融資を利用するためには、
① 一定の要件に該当すること
② 業況が悪化していることを理由とする場合には、政府の指定する業種に該当すること
という、2つの要件を満たす必要があります。

via セーフティネット保証融資 – 119番資金調達.net

制度融資の中に「セーフティーネット貸付」というものがあります。
これは、融資を受けようとする個人事業主の方が危機に陥りそうなとき、もしくは陥っているときに
受けることが出来る融資のことです。
融資の種類は3種類あります。

経営環境悪化対応資金

経営環境悪化対応資金
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資金の使いみち
社会的要因等により企業維持上緊急に必要な設備資金及び経営基盤の強化を図るために必要な運転資金

融資限度額
4,800万円
利率(年)
20年以内の融資機関
1.25~1.80%

ご返済期間
設備資金 15年以内<据置期間3年以内>
運転資金 8年以内<据置期間3年以内>
保証人・担保
お客さまのご希望を伺いながらご相談させていただきます。

via 経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)|日本政策金融公庫

売上が著しく低下するなどの場合に貸付をしてもらうことが出来る、セーフティーネット融資です。
ただし、これは社会的要因が関係している場合ですので、
ご自身の事業環境が悪くなったという場合は貸し付けしてもらえません。
円高が進んだとか、そういった要因ですね。

金融環境変化対応資金

金融環境変化対応資金
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貸出対象 以下の(1)~(4)のいずれにも該当するもの
(1)行政庁から業務停止命令を受けた
(2)実質的に経営破綻の状態等にある
(3)破綻金融機関等からの借入金等が株式会社整理回収機構に譲渡されており経常利益を計上している等、業況が順調であると認められる
(4)経営状況が悪化していないにもかかわらず、取引金融機関との取引状況が変化している
取引の主力である金融機関あるいは最近時において全借入金額の20%以上の金額について借入実績のある金融機関

資金使途 金融機関との取引状況の変化に伴い必要とする長期運転資金、短期運転資金
貸出形式 証書貸付、手形貸付、手形割引
貸出限度 5千万円
貸出利率 当金庫所定の利率
貸出期間 5年以内(うち据置期間6ヶ月以内)
担保 貸出に際し、新たな担保提供は不要

via 「金融環境変化対応資金担保免除特例制度」等の取扱期限の延長について

金融環境変化対応資金は、
取引先の金融機関が破綻や業務停止に陥ってしまったときに融資をしてもらうことが出来ます。
主に取引をしている金融機関が対象となりますね。

取引企業倒産対応資金

取引企業倒産対応資金
via pixabay.com

取引企業など関連企業の倒産により経営に困難を来している方で、一定の要件を満たすもの(倒産した企業に対して50万円以上売掛金を有するまたは取引依存度が10%以上である等)

貸付限度額
国民生活事業 別枠3,000万円
返済期間
運転資金:8年以内(内据置期間3年以内)
資金使途
運転資金
保証人・担保
応相談
利率
基準利率(一定の条件を満たした場合には特別利率の適用あり)

via http://kigyo-jyuku.asia/592/safety-net-seisakukouko/#i-4

主に取引を行っている企業が倒産してしまった場合、条件によって融資を受けられる制度です。
取引先の倒産は、ご自身の事業に大きなダメージを与えてしまいますので、
こういったフォローがあるのは有り難いですね。

借り入れしやすい

借り入れしやすい
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セーフティネット貸付のうち経営環境変化対応資金は、リーマンショックのような世界的な経済危機に対応して創設された制度なので、要件に該当すればほとんどの企業が融資を受けられます(当然ですが、審査はあります)。というのも、この制度は本来は民間の金融機関からの融資を受けられないような経営状況(業績悪化)の企業に貸し出すためのものだからです。

利用できるのは、「社会的、経済的環境の変化等外的要因により、一時的に売上の減少等業況悪化をきたしているが、中長期的にはその業況が回復し発展することが見込まれる」企業です。実際には、「中長期的にはその業況が回復し発展することが見込まれる」企業という条件も、状況によってかなり柔軟な対応がなされます。

via 苦しいときこそ頼りになる日本政策金融公庫のセーフティネット貸付 | 会計・財務 | 経理・税務 | 企業実務オンライン – 企業の経理・税務・庶務・労務担当者の実務情報メディア

正当な理由のもと日本政策金融公庫でセーフティーネット融資を受ける場合は借入がしやすいとなっています。
大きな経済環境の変動は、どんな企業にとっても困ることですね。
そういった状況を保全してくれるのが「セーフティーネット融資」です。