《資金繰りに悩んだら》保証協会で借り換え保証を受けよう!

保証協会では「借り換え保証」という制度を設けています。この借り換え保証とはどういったシステムになっているのでしょうか?個人事業主の方が資金繰りに困ったときに利用した方が良い理由とは何でしょうか?まとめてみました。


保証協会の借り換え保証

保証協会の借り換え保証
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借換保証制度において、「借換え」とは、信用保証協会の保証の付いた既往の借入金を新規保証の付いた借入金で返済することを指します。
本制度は、保証の付いた既往借入金について、期間のより長い融資への借換えや複数の保証付借入金の債務一本化を行い、月々の返済負担を軽減することにより、計画的な返済が可能な中小企業者の資金繰りを円滑化するものです。

via http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2010/101222karikaeQandA.htm#02

保証協会で行われる借り換え保証は、
現在借入を行っている保証協会からの債権に関して新たな形で借り換えを行い、
保証協会から借入を行うというものです。
無理な返済額を一度見直すという意味合いがあります。

保証額

保証限度額
一般保証:2億8,000万円(普通保証2億円、無担保保証8,000万円)
経営安定関連保証:2億8,000万円(普通保証2億円、無担保保証8,000万円)
※利用する保証の限度内

via 資金繰りの改善をお考えの方|目的別保証制度|一般社団法人 全国信用保証協会連合会

保証額はとても多くの金額まで保証をしてもらうことが出来ます。
新たに借り入れするのには十分な金額ではないでしょうか。

借り換え保証の例

5,000万円を5年で借りたとしましょう。
毎月の返済額は、5,000万円÷5年÷12ヶ月=約83万円(万円未満四捨五入)になります。
追加で3,000万円のお金が必要になったとします。

追加融資の場合
既存の2,000万円が残り2年で返済、つまり、2,000万円÷2年÷12ヶ月=約83万円
追加の3,000万円が5年で借りれたとして、3,000万円÷5年÷12ヶ月=約50万円
つまり月々の返済は、83万円+50万円=133万円となります。
借換融資の場合
5,000万円を5年で借りて、既存の2,000万は返済します。
つまり増減は3,000万円で追加融資と同じです。
毎月の返済額は?
5,000万円÷5年÷12ヶ月=約83万円
となり、資金繰りが50万円改善することになります。

via 借換保証制度とは?資金繰りを改善する魔法の手段? | 経営ナビ

上記のように、追加融資、借り換えでは借り換えの方が毎月の返済額に余裕が持てるようになります。
資金の上乗せや返済額が厳しい個人事業主の方は、借り換え融資にした方が資金繰りが楽になりますよ。

注意点

注意点
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借換保証はいわゆる条件変更(リスケジュール)とみなされるため、新たな保証付融資が受けられなくなる可能性があります。特に据置期間中は新規保証は難しくなります。
複数の銀行からの保証付き融資を一つの銀行にまとめることになるため、保証付き融資を引き上げられた銀行からの支援が受けにくくなります。
一本化できるのはあくまで信用保証協会の保証が付いた借入だけです。プロパー融資はまとめられません。
申し込みには事業計画書が必要になります。
特別保証(中小企業金融安定化特別保証)と一般保証はまとめられません。特別保証とは、平成9年秋に臨時異例の措置として、信用保証協会が行う保証について総額30兆円の特別の保証枠を設けて実施したものです。

via 資金繰り円滑化借換保証制度による返済負担の軽減:「信用保証協会」徹底活用術

借り換え保証を行うと、新たな融資を受けづらくなるということが起きる可能性もあります。
ですが、毎月の資金繰りを楽にするためには、こういった借り換え保証を利用するのがお勧めです。

必要書類

必要書類
via www.photo-ac.com

借換保証制度を申込される場合(セーフティネット保証で既保証分の借換えを行う場合を含む) 事業計画書
条件変更改善型借換保証制度をお申込される場合 状況説明書

via http://www.chiba-cgc.or.jp/download/hosyou.html#h4

借り換え保証を行う際には、新規に事業計画書を作成する必要があります。
事業計画書はとても重要な資料となりますので、確実な資金繰り目標を記載するのが良いですね。
この事業計画書の内容次第で借り換え保証が出来るのかどうかが決まってきます。

保証期間

金融機関や信用保証協会とご相談いただき、個々の中小企業者の実情に応じて保証期間を設定することとなります。
なお、セーフティネット保証(緊急保証を含む)で借り換える場合は、本制度上、保証期間は原則として10年以内となります。

via http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2010/101222karikaeQandA.htm#11

借り換え保証の保証期間は10年となっています。
新たな借入を行うよりも長期的な目で返済していくことが出来るので、資金繰りは楽にありますね。
個人事業主の方で資金繰りに悩まれたら、借り換え保証を利用するのが良いでしょう。