個人事業主向け!保証協会と連帯保証人と融資の時効について

借入れの下支え・代行返済等を行う保証協会と金融機関との関係は、個人事業主にとっても重要です。 しかし、それでも返済が困難となれば連帯保証人に代行義務が生じるでしょう。 また、連帯債務には時効という問題もあるので、ここに併せて解説して行きます。


保証協会における、個人事業主の連帯債務者について

保証協会における、個人事業主の連帯債務者について
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連帯債務者と連帯保証人とは違うの?

「連帯債務者」と「連帯保証人」の違いとは?
本人と同様に債務を負うのが「連帯債務者」
「連帯債務者」を言葉どおりに読み解くと、連帯して債務を負っている者ということです。連帯して債務を負うということは、それぞれが、同一の債務について同じように責任を負うということです。
本人の保証をするのが「連帯保証人」
「連帯保証人」は、本人と連帯して債務を保証する人です。「連帯保証人」は、あくまで保証をする立場であるため、本人の返済が滞ってはじめて、借入先から返済請求を受ける立場にあります。

via 「連帯債務者」と「連帯保証人」の違いとは? [住宅ローンの借入] All About

連帯保証人のイメージ
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連帯保証人のイメージ

●保証協会を利用している場合は銀行等からではなく、個人事業主の返済が滞ると保証協会から督促が来ます。
何故なら、その前段階で保証協会側が金融機関に返済の肩代わりをしているからです。

 

連帯債務者の時効について

お金の世界の時効制度
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お金の世界の時効制度

●警察等で利用される時効とは、意味合いが異なります。

 

 

 

基本的には信用保証協会は最高裁判所の採決で、商人ではない事が明らかにされました。
しかし、たとえ5年が過ぎても債務がなくなる訳ではないです。
まず一つ目は、時効が成立した場合は、
その債権を時効援用通知を内容証明郵便で、債権者に通知を行わなければなりません。
言い換えるなら、この作業を行ってこそ債務が0になる事を意味するのです。
二つ目には、時効の中断というのも存在します。
これは、言葉そのもので中途で時間を停止し0クリアしてから、
新たに時効のカウントアップが行われるというものです。
また、時効の中断を行うには債務整理等の手続きが認められた場合に行えるものです。

個人事業主の場合、時効消滅は5年

個人事業主の場合、時効消滅は5年
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保証協会は会社ではありません(最高裁昭和60年2月12日判決)ので、信用保証協会の求償権の時効期間は、通常の債権の時間と同様に10年となります。ただし、保証協会が、商人である主債務者(たとえば、個人事業者など)の委託に基づいて保証したときは、求償権は商事債権となり(最高裁昭42年10月6日判決)、時効期間は5年となります。

via 消滅時効期間は5年か10年か(保証協会や信用金庫などについて) | 松谷司法書士事務所

●保証協会における連帯保証人の債務は、5年と決まっているようです。

時効の消滅は5年を経過すれば成立する訳ではない事に注意!!

時効の消滅は5年を経過すれば成立する訳ではない事に注意!!
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商事債権とは債権者と債務者の両方かどちらか一方が会社であるときの商行為で発生する債権のことです。会社を経営する際に生じた連帯保証債務や貸主借主どちらか一方が会社である時の貸付債権、経営に支障をきたした時の損害賠償の請求権などが含まれています。
時効の5年が過ぎてしまった債務者は時効の援用(債権者に時効を主張すること)ができますが「5年過ぎれば債務が無くなる」のではなく時効の援用を経ないと債務は無くなりません。債権者は時効の5年が来る前に時効中断や時効停止を行っておきましょう。
もし時効が過ぎていても債務者が時効の援用を行う前に時効中断をしておけば良いです。お互い時効に関してはある一定の行動をおこさないといけないのです。

via 5年時効債権 | 債権回収のノウハウ

●商事債権は債務者の時効とも関係していて、5年経てば債務がなくなる訳ではありません。
また、時効の援用を宣言し、自ら行動することで初めて意味を持つことが大切というのは、
あまり知られていない事かも知れません。

[時効援用の効果とは] A  消滅時効期間の5年や10年が経過した債権でもそれだけで消滅する訳ではありません。
債務者や連帯保証人などの時効により利益を受ける者(援用権者)が消滅時効を援用することによって初めて消滅するのです。
時効の効力は起算日に遡ります(民法第144条)。
この結果、起算日以後の利息は発生しないことになります(大審院大正9年5月25日判決)。
※ 判例が認める消滅時効の援用権者
→ 連帯債務者、保証人、連帯保証人、物上保証人、抵当不動産の第三取得者など時効によって直接利益を受けるべき者。
B 時効援用の効果は相対的です。
連帯保証人が連帯保証債務の時効を援用しても主債務が消滅する訳ではありません。
尤も主債務者又は連帯保証人が主債務の時効を援用すれば、主債務は消滅し連帯保証債務も附従性により消滅します。

via こうして時効を援用せよ! ~消滅時効、時効援用、時効中断事由、連帯保証人、一部弁済、求償債権、信用保証協会

時効の中断とは?

時効の中断とは?
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借金の消滅時効については、最後の返済又は借入のときから進行していきますが、進行した時効期間の計算が振り出しに戻ってしまうことがあります。これが、時効の中断です。中断と言っても、途切れるだけではありません。いったん完全にリセットされて、再度ゼロから時効期間がスタートします。時効の中断にあたる事由は、いくつかあります。

各種の時効中断事由
消滅時効の中断にあたる事由は、いくつかあります。民法147条には、①請求、②差押え・仮差押え又は仮処分、③承認が時効中断事由に挙げられています。

via 消滅時効の中断 | 松谷司法書士事務所

●時効の中断を行うには裁判上の請求等の注意が必要な問題があるので、慎重に行いましょう。

※保証協会の時効に関するトラブルは、専門家に依頼するのが良い

※保証協会の時効に関するトラブルは、専門家に依頼するのが良い
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●時効の中断をしたいなら、司法書士の力を借りると良いでしょう。