個人事業主の融資について【運転資金の調達と注意点】

個人事業主の方に取って運転資金はとても大切なお金です。 事業を継続させるためにも運転資金が危ない場合には調達を考えなければいけません。そこで運転資金の融資を受ける事が出来る機関についてや、融資を受ける際の注意点などについて調べてみました。


運転資金について

運転資金について
via pixabay.com

運転資本(運転資金)とは、企業が日々のビジネスを運営していくのに必要な資金のことです。企業は運転資本を何らかの形で調達しなければ、現金が回らなくなってしまいます。運転資本は現金および現金等価物を除いた流動資産から有利子負債を除いた流動負債を引いたものとなります。

運転資本 = 流動資産(現金除く) - 流動負債(有利子負債除く)

しかし、流動資産、流動負債の中でも実質ビジネスでの売上増減に連動して動く項目は、売上債権、棚卸資産、買入債務となります。したがって、特に運転資本の増減だけを議論するような場合は、運転資本を次のように表します。

運転資本 = 売上債権 + 棚卸資産 - 買入債務

via N’s spirit 運転資本とは 運転資金とは

運転資金は上記の計算式のように、売上と資産から債務を差し引いた金額となります。
この運転資金が無くなれば事業は立ちゆかなくなってしまいますので、運転資金を管理しておくことは重要ですね。

運転資金の調達

日本政策金融公庫

普通貸付
ほとんどの業種の中小企業の方にご利用いただけます (金融業、投機的事業、一部の遊興娯楽業等の業種の方はご利用になれません)。

資金の使いみち 運転資金
・融資限度額
4,800万円
・ご返済期間 5年以内(特に必要な場合7年以内)
<据置期間1年以内>
・利率(年) 基準利率
お使いみち、ご返済期間または担保の有無によって異なる利率が適用されます。
・保証人・担保
お客さまのご希望を伺いながらご相談させていただきます。

via 普通貸付|日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の普通貸付制度では、個人事業主の方でも運転資金として融資を受けることが出来ます。
据え置き期間も設けられていますので、返済の計画が立てやすくなっています。

商工中金

商工中金では、設備資金や長期運転資金をはじめ、手形割引などの短期運転資金まで、中小企業の皆さまが事業のために必要とする資金に対して幅広い融資を行っています。

使途
設備資金 運転資金
・融資期間
原則として設備資金15年以内(うち据置期間2年以内)、
運転資金10年以内(うち据置期間2年以内)
・返済方法
分割返済または期限一時返済
・融資利率
金融情勢により変更がありますので、窓口にご相談ください。
・担保・保証人
必要に応じて提供していただきます。

via http://www.shokochukin.co.jp/corporation/raise/kind/index.html#INDEX01

商工中金で運転資金を融資してもらう方法もあります。
融資機関も長くなっており、据え置き期間も2年ありますので、事業が黒字に転換してから返済をしていくことも出来ますね。

利用条件

商工中金の株主になっている中小企業団体(商工中金株主団体)とその構成員の皆さまを融資の対象先としています。また、中小企業を主要な構成メンバーとする共同出資会社、中小企業団体(商工中金株主団体)とその構成員の海外現地法人、中小企業団体(商工中金株主団体)とその構成員の事業を承継されようとする方などのご相談にも応じています。

via 商工中金 | 法人・個人事業主のお客さま | ご資金の調達 | 融資の対象となる方

商工中金で借入をする際には、商工中金の株主の構成員になる事が必要です。
商工中金では、国と提携をして融資してくれる制度もありますので、個人事業を行う方で商工中金の株主となる組合等の構成員になられている方は、利用する価値がありそうです。

融資を受ける際の注意点

融資を受ける際の注意点
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【運転資金】を銀行から必要以上に借りてしまうことは、企業にとってマイナスな面があります。

必要よりも多く借りることにより、払わないでもいい利息まで払ってしまっている。
必要以上の借入をすることにより、銀行の格付けが下がる可能性がある。
【運転資金】を正確に把握し、銀行からの借り方を知ることができれば、必要以上の出費を防ぐことができます。

via 【コラム】運転資金の考え方 | 前田税務会計事務所

運転資金を融資によって調達する際には、必要以上のお金を借りるのはマイナスとなっています。
金利も安い物ではありません。
蓄えは必要ですが、必要なお金だけを融資してもらいましょう。

リースなどの融資

リースなどの融資
via pixabay.com

資金調達は銀行だけではありません。リース会社やクレジット会社からも資金調達が可能なのです。「リース会社やクレジット会社から資金調達」と聞くと不思議な感じがしますが、リースや分割購入(=割賦)も資金調達の手法の1つなのです。

リースというと、事務機器ぐらいしか思い浮かばないかと思いますが、実は、内装や設備、機械などもリースを組むことができます。設備投資しようと考えたときは、一度、購入先に「リースや割賦はできないの?」と聞いてみるのも、資金を有効に利用する1つの手段です。

via 知っておきたい、運転資金の重要性|スモビバ!

融資はお金だけとは限りません。
事業に必要となる設備を融資してもらうのも一つの手段です。
お金ばかりにとらわれず事業全体がうまくいく資金繰りをしていくことも、事業を継続していく上で必要ですね。