県から受ける制度融資は、どんなものがありますか?

「ついに、個人事業主になったぞ!」と喜んだのもつかの間。事業主になったからにはお金が必要になりますよね。どんな種類の融資制度があるのか?いろんな場所に行かなくてもいい方法はないか?そして、各県では融資制度の違いがあるのか?など、個人事業主向けの融資についてまとめてみました。


各都道府県の融資案内はこちら!

各都道府県の融資案内はこちら!
via ja.wikipedia.org

各都道府県の制度融資案内〜公的融資活用ガイド

各都道府県の制度融資案内〜公的融資活用ガイド各都道府県の制度融資案内、公的融資、中小企業や個人事業者のための事業用公的金融機関、公的資金の利用方法などを情報提供。信用保証協会。

 

各都道府県の制度融資と、各政令指定都市の制度融資の内容で違いがあります。
それは、人口や地域に影響されているからです。
起業予定地以外にも制度融資を調べておくと、候補が増えるかもしれませんね。
上のリンクから各都道府県の融資案内のページに飛べますので、ぜひご活用ください。

北と南を比べてみた(北海道の融資制度)

北と南を比べてみた(北海道の融資制度)
via ja.wikipedia.org

北海道

【法人(個人事業主)向け融資制度】

・北海道の中小企業向け融資制度(中小企業総合振興資金)
中小企業の方が道内で事業を行う場合に必要な資金を、市中の金融機関を通じて低利でご融資する制度です。
・北海道食クラスター活動促進貸付
北海道と日本政策金融公庫が連携して実施する、道内で生産される農林水産資源等を活用して付加価値の向上を行う事業に対し、必要な資金をご融資する制度です。

【個人向け融資制度】

・勤労者福祉資金
中小企業にお勤めの方、非正規労働者の方、季節労働者の方、倒産など事業主の都合により離職された方に、生活資金などを市中の金融機関を通じてご融資する制度です。
【その他の制度】

・中小企業高度化資金制度
中小企業の方で組織される事業協同組合などが、共同施設を設置したり、工場・店舗の集団化を行う事業や、街ぐるみで商店街の店舗を改造する事業を実施する場合などに、道が必要な施設の設置資金を長期低利で直接お貸しする制度です。

via 中小企業向け融資などの施策・情報 | 経済部地域経済局中小企業課

北海道の人口は札幌に集中しているため、事業の中心も基本的には札幌市での窓口のものが多いようです。北海道で起業したい方は、まず札幌市でのお話を聞きに行く方が効率がいいかもしれませんね。
北海道食クラスター活動促進貸付は、北海道独特の融資という気がします。

北と南を比べてみた(沖縄の融資制度)

北と南を比べてみた(沖縄の融資制度)
via www.pref.okinawa.jp

創業者支援資金は、金融機関と初めて取引する方でも、所定の金利かつ固定金利で借りることができ、原則として無担保かつ第三者保証人が不要です。沖縄県信用保証協会保証付ですので、事業実績のない方でも、融資金を受けやすくなるメリットがあります。

お申込手続きは、始めに、県産業振興公社、県商工会連合会、各商工会、各商工会議所にて、創業計画書の指導を受けていただき、斡旋の申し込みを行います。次に、ご希望の金融機関にて審査が行われます。その後、沖縄県信用保証協会の審査を経て、承認後、融資金が交付されます。

via 創業者向けに、沖縄県の融資制度があると聞きましたが、どのようなものですか? – よくある質問 【沖縄県産業振興公社】

沖縄の融資制度は、観光業が盛んということもあり、海外の方が(主にアジア方面から)起業するケースも多いようです。起業率も全国トップですが、残念なことに廃業率も全国トップなので、最近ではまた新たに、融資制度の試みができているそうです

自治体による融資制度!

(1)自治体に斡旋の申込みをして審査を通ると、紹介状がもらえます。
(2)この紹介状を持って指定金融機関に出向き、融資の申し込みをします。
(3)金融機関経由で信用保証協会に、保証の申込みがなされます。
(4)その後、信用保証協会の担当者と面接を行います。
(5)保証が決定された場合は、金融機関の審査を通り融資が実行されます。

自治体によって制度が異なり、都道府県単位の制度融資もあれば、市区町村を単位とする制度融資もあります。

via 自治体による制度融資とは | 起業・会社設立ならドリームゲート

各自治体によって制度が違うので、少しややこしいかもしれません。
その代わり、銀行融資と違って利子の割合がぐんと考慮されるので、面倒でもきちんと信用をしてもらえる書類づくりをしましょう。

制度融資のメリット、デメリットとは?

制度融資のメリット、デメリットとは?
via www.photo-ac.com

制度融資は、自治体の管轄する地区に住む住民や企業が対象で、数多くの自治体が複数の融資制度を設けていますが、融資の内容や条件は、各自治体により異なりますので、まずは最寄りの商工会議所などで相談するか、「自治体名 + 制度融資」(例:熊本 制度融資)で検索すると必要書類や条件が載っている自治体ページが見つかるとおもいます。

参考までに熊本県の制度融資のページもご一読頂くとかなり親切に概要説明がされています。

先述の通り、融資業務に関しては銀行等の金融機関が行いますが、融資基準への適合や代表者に対する面接などは銀行のみならず、保証協会がメインでします。信用保証協会が融資基準を満たしていると判断すれば、紹介状を受け取ることができるので金融機関に紹介状を提出して更に金融機関の審査を受け、融資を得るようになっています。

専門的な話は避けますが、制度融資は責任共有制度と言って信用保証協会80%:金融機関20%でリスクを共有して貸出を決定します。

以前は100%信用保証協会だけがリスクを取っていたので、金融機関からすればノーリスクで金利を稼げるおいしいビジネスでした。故に信用保証協会の内諾があればほぼ、金融機関からの融資は下りていた時代もありました。

現在は金融機関も20%のリスクを負うので、信用保証協会とは別の判断をするケースも出てきています。

via 資金調達.net » 制度融資とは?

つまり、制度融資だと金利が低いためゆとりを持って返済できて利用しやすいが、融資を得るまでに時間が掛かるということです。必要書類の作成も時間をとることが多いでしょう。
税金滞納や、多額の民間金融機関からの借金があれば利用できないおそれもあります。
起業を考えてる方は、そのことも念頭に置いて慎重に進めた方がよさそうですね。