経費削減の基本と、複式簿記を簡単に攻略する方法を記す

個人事業主は融資に頼るだけではなく、経費削減にも余念が無い筈です。 しかし、その恩恵を最大限に受けるには、複式簿記という鬼門があり、躊躇している個人事業主は多いでしょう。 ここでは経費の基本に続き、複式簿記を単純化する方法について調べてみました。


キャッシングと確定申告

個人事業主の場合、キャッシングを希望額まで目一杯まで金融業者に求めても、それはなかなか叶いにくい事実に突き当たりがちです。
それでは、別の角度から見てみましょう。
つまり、必ず支払わなければならない税金分を、可能な限り減らす事で対応します。
青色申告では65万まで控除出来るのですから、大変魅力的な話です。
とは言え、複式簿記で帳簿を管理しなければならないというのが、最大の課題と言えるでしょう。

まずは、経費という存在を再確認

◆経費とは
~経費とは、事業を行う上で必要な費用(コスト)~
物を販売するために仕入れた商品も「経費」になりますし、人を雇っていれば給料も「経費」、事務所を借りていれば家賃も「経費」になります。そのほか、事業に関連するお客様との会食や、ボールペンやノートなどの事務用消耗品も「経費」です。個人事業主の場合は、生活と事業とが密接に関係している場合も多いです。この場合、生活に関係する費用は「経費」になりませんが、事業に関係する費用は「経費」になります。その辺りが曖昧でややこしいところです。
また、売上原価や広告宣伝費、雑損失など、それぞれの項目名こそ違いますが、すべて「経費」のため、「どれを使っていいのかわからない」なんて方も多くいるのではないでしょうか?
一時期、個人事業主の場合は、「なんでも経費になるぞ!」なんて噂を聞きました。ただし、前述のとおり生活に関係する費用まで「経費」に認められるわけはありません。「経費」になるものとならないものには、基本ルールがあります。ぜひ、基本ルールを覚えて間違いのない処理を行いましょう。

via 経費とはなんだろう?|スモビバ!

●業種によって、税務署から認められる経費は異なります。
例えば、ラーメン屋を営んでいれば光熱費は認められますが、IT系の業種ではまず、認められません。
逆に言えば、ラーメン屋でSEが読む専門書を購入しても経費には認められませんし、IT系の事業をしていて、中華鍋を経費で申請しても認められないでしょう。

経費の証となる領収書
via sennich.hatenablog.com

経費の証となる領収書

●基本的には経費と認められるには、当該事業に関連する事が最低条件ですが、更に領収書があるのが望ましいと言えます。

 

 

 

領収書の無い経費は認められるのか?

領収書が必要の無い経費について
via keiei.freee.co.jp

領収書が必要の無い経費について

●新幹線等のチケットを購入する場合なら、領収書を貰う事は出来るでしょう。
しかし、近距離の移動における電車賃は、正当な理由があれば認められる筈です。

 

出金伝票を利用しなくても、表計算ソフトで纏めておくという手もある

エクセル等の表計算ソフトで一括管理するという方法でも、認められます。
ですから個人事業主には、この方法を推奨します。

交通費の記録はまとめて記録してもOK
職業上、電車で様々な場所へ移動することが多い場合、 そのたびに出金伝票をおこすのは大変な労力を要します。 このような場合には、エクセルなどで月ごと、あるいは週ごとの交通費をまとめて記録することもできます。
チャージ料金とは関係なく、交通機関の利用日で出金伝票をおこすか、交通費のエクセルシートに入力しましょう。

via 領収書がない経費の処理はどうすれば? 個人事業主メモ

●スタッフが何人も居るような大企業であれば、出金伝票にその度毎に記録していくという方法が正攻法といえるかも知れません。
しかし、一人で何役も熟さなければならない個人事業主には、大きな負担になるのは明らかでしょう。

出金伝票

最も一般的な出金伝票
via biz-owner.net

最も一般的な出金伝票

●100円ショップでも販売されているので、100均での調達がおすすめです。

 

 

 

白色申告

これまでサラリーマンをしていた人で年収が1000万円以下という、ごく一般的な収入の人で確定申告をしている人はいないでしょう。
何故それが叶うのかというと、経理等の部門の人達が、代わりに確定申告をする為の作業を行っているからです。
さてサラリーマンから個人事業主になると、確定申告というものに対して、ある種のハードルの高さを感じるかも知れません。
そう感じて単純明快な白色申告を、利用するという人もいるでしょう。
この白色申告のメリットは何と言っても、事前に届けを提出する必要もありませんし、ややこしいと思われがちな確定申告の必要書類も、誰でも理解出来る様に工夫されている所です。

白色申告か青色申告、どちらにしようか?
via keiei.freee.co.jp

白色申告か青色申告、どちらにしようか?

●それぞれに、メリット・デメリットがあるので、最初は白色申告にしておき、徐々に青色申告に移るという手もあります。

青色申告の簡易版とノーマル版の選択

大幅な必要経費の控除が、出来なくなるという青色申告のメリットを利用しないという事になります。
これは、少し勿体無い様な気がします。
確かに白色申告に比較して青色申告は、面倒な作業が入るのは確かです。
それならば青色申告の簡易版を利用するという手段も、良いかも知れません。
世の中で言われている青色申告はこの簡易版では無く、いわゆるノーマル版で、65万円分の控除を受けられますが、複式簿記というハードルがある事も事実です。
ちなみに簡易版では、10万円分の控除が受けられます。

単純化した複式簿記で65万控除を獲得!

複式簿記という考え方を超単純化!

「現金」勘定を無くして、すべて「事業主借」でいく。
これで、SOHOの帳簿づけは一気にラクになりますね。
つまり、事業としては現金持ってませ~ん。
現金はぜんぶ事業主の財布から借りてきてます~。
という考え方。
たとえば、
●文具200円を、現金で買った。
(借)消耗品費 200 (貸)現金 200
↑と本来は仕訳するべきところ、
(借)消耗品費 200 (貸)事業主借 200
↑で、すませてしまう。
財布を事業用・家計用に分けて現金を管理せよ、
と経理の教科書には書いてありますが、
めんどくさいし、
なぜか途中で現金マイナスの場面が出てくるという
怪現象が起こって、その都度悩んでしまうことに(汗)。
「現金」勘定をなくせば、この超常現象はすっきりなくなります。

via [mixi]【確定申告】仕訳の特殊なパターン – SOHO/フリーランスの互助組織JSC | mixiコミュニティ

●一見、問題がありそうに見えますが、実に合理的な考え方ですね。
これなら、複式簿記をしてみようという人が、一気に増加しても可笑しくありません。
一人か、それに近い人数で事業を営んでいる、個人事業主ならではの発想と言えそうです。